15歳になった植田芽生へ
この手紙が届く頃には、もう志望校への受験や3年間の中学校生活も終わり、すでに合否が分かっている頃でしょうか。
1年後の私、15歳のお誕生日おめでとう🎂🎉
15歳になった私も知っているように、今この手紙を書いている私が暮らしている世界は新型コロナウイルスが流行していて、社会生活すべてに自粛が求められ、みんなの心の中に隠れていた「潜在的な差別意識」が爆発してしまった、そんな世界で今の私は暮らしています。
マスクを外して会話をしたり、遠く離れた大切な人ともすぐに会えないような、そんなことが当たり前の世界になってしまったけれど、
今この手紙を読んでいるあなたが暮らしている世界はいったいどうなっているのでしょうか?
マスクを外して友達と話したり、もうニュースで「新型コロナウイルス」という単語を聞くことがなく、見た目や人種、職種で差別を受けないような世界に戻っているでしょうか?
今の私はこの生活に苦痛を感じていることが多いけれど、この手紙を読んでいるであろう2022年は、もうそんな世界になってないといいなぁと思います。
最初に書いたように、この手紙を読んでいる頃には志望校の合否の結果がもう届いている頃だと思います。
14歳の今の私には、もちろんその結果なんて分からないけれど、
合格しても落ちてしまっても、きっと私は受験勉強を頑張ったことだと思います。
だからもし受からなくても、どうか自分を責めないでください。
きっと15歳になったあなたも、1年前の時の自分と変わらず、自分を必要以上に責めてしまうクセは直っていないと思います。
だから自分を責めず、入れた高校で、その環境を楽しめるように割り切ってほしいです。
もしも「もっと受験勉強頑張れたな〜」と今のあなたが思っていたのなら、その悔しさを自分の糧にしていってほしいです。その悔しさを糧にこれから頑張っていけたら、受験を頑張れずに悔しがっている私も、きっと報われることだと思います。
そしてあと1つ、高校に入れた後は、過去の自分が書いた「やりたいことリスト100」をどんどん消化していってください。
よく言われる言葉だけど、人生はたったの1回だけです!
目を惹かれるものはたくさんあるけれど、心を惹かれるものに向かっていってほしいなと思います。
最後に、今の14歳の私には、15歳を迎えたあなたに伝えたいことがたくさんあるので、箇条書きにして伝えようと思います。
もしこの手紙を読んでいたら、14歳の私にお返事してくれると嬉しいです。
☑︎志望校には合格しましたか?
☑︎自分の夢を親に伝えましたか?
☑︎友達を大切にはしていますか?
☑︎ちゃんと寝れていますか?
☑︎学校生活で委員長はできましたか?
☑︎定期テストで50位以上は取れましたか?
この手紙を最後まで読んでくれてありがとうございました。
2022年3月28日からの新たな一年を、楽しんでください!
2021年5月30日植田芽生より