消印

夏休み前の自分へ

あなたは今、深く暗い海の上に帆船一つで浮いている状態です。無風の中にも関わらずボロボロの帆をはり、舵も壊れたこの舟を手漕ぎで進むしかない今。仲間を見つけ、自分という舟を立て直す頃には夜が明けて、大きな風を受けられるようになるはずです。
高校受験のときの後悔を思い出すと、今でも涙が出ると思います。けれど、忘れてしまったら次も同じことを繰り返すだけです。失敗したあの過去を、成功に変える以外に、変えられない過去を報いる手段はありません。
どんなに辛くても、時が進むのならそれに乗って、味方につけて前に進むのみです。いつか、あの失敗もがあって良かったと言えるような人生を生きられる日までの辛抱です。それはそう遠くない未来の話ですね。