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コンセプト・ストーリー「未来を、照らそう」

FREEMONTという町は、丘の上にあります(実際のシアトルにあるフリーモントは丘の麓から上までに広がる町です)。

その丘の一番てっぺんには、小さなオレンジのグラデーションが美しい、朝焼けのような、夕焼けのような、灯火がゆらゆらと揺れている時のような、そんな色をした郵便ポストが建っています。

そのポストは、普通の郵便ポストとは違うことを、町に住む人達は知っています。

実は、そのポストに投函した手紙は、一年後に自分の元へ返ってくるのです。

FREEMONTの住人たちは、一年後の自分に宛てて書いた手紙を、年に何回か、そのポストに投函します。

何でもない日に、

未来の自分へ、

「元気でやってるか?」とか、

「夢は叶ったか?」とか書く人もいれば、

年始めや年の終わりに、

「よく1年頑張ったね」とか、

「おつかれさま」とか、未来の自分に労いの言葉をかける人もいます。

時には、失恋した日や、頑張って取り組んだプロジェクトが大成功で終わった翌日に、その時の気持ちを手紙に書いて、送る人もいます。

もうひとつ、その町に住むみんなが知っていることがあります。

それは、そんな手紙を書く時と、

一年後に、その手紙が届いた時に、なぜだかとっても幸せな気持ちになるということです。

もしかすると、未来を想像しながら手紙を書くというのは、未来が今より良くなっていたり、平和で、幸せに包まれていることを望んでいるからこその行いで、それを書いている瞬間と、書いたものが届いた瞬間というのは本当は、その希望や幸せに触れている瞬間、だからなのかもしれません。

未来がどうなっているかなんて誰にもわからない。

だったら今は、思う存分希望や、幸せで満たしてしまおう。

未来の自分へ手紙を書くことは、どうやら未来を希望や幸せで満たすことのようだと、みんなはなんとなく無意識に、わかっているのかもしれません。

そんな手紙を投函できるポストのことを、いつからか皆こう呼ぶようになりました。

TOMOSHIBI POST(ともしびポスト)

「未来を、希望や幸せで満たすことは、未来を明るく照らす火を灯すこと」

そんな上手いことを、いつか誰かが言ったそうな。

そんなわけで、一風変わったポストがあるFREEMONTという町は、

「未来の自分へ手紙を書く」なんて、ちょっとロマンチックな文化がある町なのです。 TOPページへ戻る

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