一年後の私へ
こんにちは。今からちょうど一年前の今日、この手紙を書いています。
去年はとても悲しいことが続いたけれど、今はどう過ごしているのかな。
コロナのことで、きっと多くの人が生き方について見つめ直したでしょう。そんな中、あなたは罪悪感に近いものをうっすら覚えていたね。
作品を作ることは、芸事は優先事項ではないと。
自分には何ができるんだろうと、考え込んでいたね。
でも、創作物がないと人間の心は枯渇してしまう。
世界から色が失くならないようにするのだって、とても意義深いことだ。
迷った挙句にそう信じて、あなたはようやく決心した。
あなたの決意が何かしらの形になって、まだ顔も知らない誰かの支えとなりますように。
世界に明かりを灯せるように。
いつも応援しているからね。